NHKのSONGSという番組で、矢野顕子と上原ひろみが競演していた。
NYつながりということもあるけど。。2人とも私が大好きなアーチスト。
若い頃から、音楽一筋で生きている二人。もちろん、2人の才能はすばらしいけれど、自分の好きなことを迷いなく突き進んでいけることがすごい。自分の可能性を信じて、好きなことを貫いてきた背景には、切り捨てた物もたくさんあったろう。
子供の頃は、スポーツ選手になりたいとか、アーチストになりたいとか夢見ても、いろいろな現実やノイズの中で、生活のために流されてきた人がほとんどだ。
今の研究所でも、何十年もマラリアの研究をしている人とかも、すごい。
私は、この道一筋にというのはないし、いまさらそんなことできそうにないけれど、短期、長期にこだわらず、何か明確なビジョンをもって生きていこうと思っている。
新しい職場は、給料とか成功とかいうのには、少しかけ離れているかもしれないけれど、黙々と自分の研究をしている人たちが集まっていて、とても魅力的だ。でも、私のようなパートで働いている人たちの中には、明確な目標があるでなく、学歴や地位もなく、将来の成長も見込めず、周りの人の悪口や愚痴ばかりこぼして、ただ時間をつぶして給料をもらっている人たちがいることが見えてきた。今までいろいろな仕事をしてきて人なら、ここがどんなに楽で恵まれた環境かわかるだろうし、家族とか大切な人のために働いている人たちは、割り切って仕事ができるのだろうけれど、テレビやファッション雑誌の広告をまともに受け取る若い人たちは、今の自分のことしか見えなくて、『私はこんなにがんばっているのに、どうして、こんな生活しかできないの?』みたいな苛立ちが、びんびん伝わってきて。。痛々しくなる。
で、そんな人は、自分より弱い立場の人に当たることになり、当然入ってきたばかりのド素人の50過ぎのおばちゃんに当り散らす。『そんなこと言われてもねえ。。わたしゃ、初心者だからねえ。』と、スルーしているが。。。時々「のれん」に変身する技を身につけてしまった!これも成長か?それとも、年寄りの悪知恵か。。
私も20代前半は、傍から見たらどうでもいいようなことで、悩んだり、周りの人に迷惑かけていたんだろうなあ。。と、今頃になってしみじみ思う。
メディアに踊らされたり、他人と比較して愚痴をこぼすよりも、自分のビジョンをしっかり持つことが大切だなあと。。思うこの頃です。
でも、上原ひろみは、はじけてるなあ。。。
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