2018年10月19日金曜日

Ocean's 8 vs. . Barcelona's 6

今回のイタリア、スペイン旅行は、シンガポール航空 福岡ーミラノ往復95,000円というチケットを利用。シンガポール乗り換えのミラノ行きフライトは長旅で疲れたけど、スチュワーデスは美人で優しくワイン飲み放題、機内で見れる映画が500本以上もあり退屈しなかった。早速まだ観ていなかった"Ocean's 8"を観る。メトロポリタン美術館を舞台に8人の美女が繰り広げる泥棒物語。華やかでスピード感もあり娯楽映画としてはそれなりに楽しめるけど、「えっ、そんなことありえないでしょ!」ということの連続。

で、Barcelona's 6 とは。。。
バルセロナ空港から市内ホテルに地下鉄を使って移動中の出来事。初めてのバルセロナ地下鉄。夫と2人でスーツケースをごろごろ転がしながら、ある路線から次の路線に乗り換え、地下鉄車両に入った瞬間”ツーリストがきたぞ!!”みたいなスペイン語の掛け声がかかり、数名の男たちに取り囲まれ、スーツケースを車両内の奥に蹴り飛ばされた!慌ててスーツケースを取りに走り、「んんん?」とおもってバックを確認すると財布がなくなっている。「Wallet!! I have stolen my wallet!! Cash!!」と大声で叫ぶと、目の前でポトッと財布が落ちてきて、ひろったらもう紙幣が抜き取られている。それを見ていた夫も、ポケットから携帯電話を抜き取られていた!!「黒い服を着た男があっちに走っていったよ。」と近くにいた男が言ったけど、今思えばみんな仲間だったのだと思う。

翌日、バルセロナの警察署に行き、被害届を書いてもらう。土曜日の朝のバルセロナ警察署は盗難被害にあった観光客であふれている。警察官に被害状況を話すと「プロの仕業だね!」と一言。中にはパスポートを盗まれた人もいて、週末は領事館が閉まっているため、月曜日までパスポート申請できないと暗い顔して座り込んでいる。

その後、ホテルで他の旅行者たちと話したら、「俺も初めてバルセロナに来た時被害にあったよ。たいていの観光客が、バルセロナにきて1週間以内に被害にあうね。」との話。
ふううううう。パスポートとクレジットカードを盗まれなかっただけでも良かったようなおかしな安心感。被害額は数万円だけど、命に別状なくてよかった。
恐るべし、Barcelona's 6 (って、正確には何人だったか覚えてない。。)ほんの数秒間の出来事でした。

スーツケースを持って移動するときは、地下鉄ではなくバスを使うほうが絶対安全!!今回、たくさんの教訓を学びました。。。。

ふううううううううううううううう。ツライ。。


2018年10月10日水曜日

31年ぶりのスペイン その2

31年ぶりのバルセロナ。以前から治安が悪かったけど、想像以上だった。そのことは次回話すとして、観光客の量が半端ない。サクラダファミリアは、予約していないと入れない。しかし、サクラダファミリアとなりの教会は、ミサをやっていて地元の人達に交じって中にはいると、ガウディの墓があった。グエル邸とグエル公園はなんとかは入れたけど、本当にものすごい人気。31年前にはもっと簡単にはいれたのに。。
しかし、31年ぶりに見るガウディもやっぱりすごい。素材、形、スケール、精神的な厳かさ。。テーマパークとかいろいろあるけど、ガウディ作品は存在感が全く違う。




ホテル近くで偶然入ったレストラン、ボタフメイロ。シーフードも生ハムも絶品。店内のインテリア、サービス、従業員たちのクオリティ。。NYのレストランにも負けないものすごいレベルで、しかもNYより安い!ワイン最高!!日本での食生活をもっと質素にして、おいしいものは海外で食べよう!という気分になってきた。


犯罪が多いバルセロナだけど、通りは子供連れの家族がたくさん歩いている。子育てがしやすい環境なんだ。。と実感。若者たちはタトゥーをした人やたばこを吸う人が多く、健康志向から離れているのが気になったけど、豊かな食材、安いワイン、多くの観光客。。バルセロナのパワーを感じました。スペインのすべてがこんなではないと思うけど今回訪れたマルベーラとバルセロナは超リッチな街でした。

私の記憶では、31年前のバルセロナの鳩はみんな白かったけど、今回はほとんどグレー。世界中からいろいろなものが入ってきていることを象徴しているのかもしれない。でも、ガウディだけは、31年前と同じ存在感を守り続けていました。

2018年10月3日水曜日

31年ぶりのスペイン その1




長崎で知り合ったイギリス人がスペインのマルベーラに住んでいて、いつでも遊びに来ていいとうので、本当に遊びに行った。5泊6日スペインの高級リゾート地に滞在。美しい海、安くて美味しいワイン、スペインという大国の豊かさのようなものを体験した。

若い頃世界中を駆け回り、スロバキア人男性、日本人男性と結婚し、離婚し今は一人で暮らしている年齢不詳の女性宅は、彼女の人生の思い出がぎっしりつまっていて映画のセットのようだった。自由で頑固な女性の部屋は、物と埃にまみれ雑然としていたけれど、何一つ動かしてはいけないような世界だった。

31年前、この町の隣のマラガという町を訪れたことがある。今回はマラガ空港を使ったけれど当時は貧乏旅行で電車の旅だったので、今回の飛行機の旅とは比較できず、昔の記憶を呼び起こすことはできなかった。