2013年10月31日木曜日

あるネパール人家族の日本旅行計画 3

ネパール人家族は、11月初めの連休に旅行したいと言っていたので、九州レールパスは、早めに緑の窓口で購入しておいたほうがいいと言うと、まだ旅行計画がはっきり決まっていないという。

長崎から諫早乗換で島原大港にいき、そこからフェリーで熊本に行くというコースを、奥さんが心配しているらしい。確かに、ネパール人家族大人3人と幼い子供二人だけで、島原からフェリーに乗るのは、すこし難関かもしれないが、日本滞在3年以上で、日本語も少しわかって英語が話せる彼なら大丈夫と思っていたのだが、幼子を連れた母親は、用心深いようだ。

で、考えられるのは、まず5人で博多に行って、九州レールパスを持つ妻の弟と長男だけ、新幹線に乗って熊本ー博多間を往復して、博多から長崎に戻るというコース。これだと、夫婦2人かもめ長崎博多往復1万円と、九州レールパス2人分1万500円の2万500円の交通費で新幹線にも乗れる。
いかに九州レールパスを活用して安くすませるか、ということもしっかり考えているようだ。

だんだん、面倒になってきたので、まあ、九州レールパスが使えることを教えてということで、彼らの旅行計画の相談に乗るのはやめることにした。

それにしてもJRの運賃は、わかりにくすぎる。出発地点と目的地を入力し、利用者の年齢や外国人の場合は、ビザの内容などを入力すれば、最安の値段と時刻表がわかるようなサービスはないのだろうか?そこまで面倒なプログラムを作るよりも、窓口で相談に乗ったほうがいいのかなあ。

同じようなことが、税金とか、保険とか、貯金の仕方とか。。にもいろいろあるような気がしてきた。特別な知識があったり、時間をかけて調べた人だけが、得をするようになっているんだなあ。。と、あらためて実感いたしました!

2013年10月28日月曜日

Perfect Day

Lou Reed...71歳でした。

大学時代、アンディ・ウォーホールにはまって、そこからベルベット・アンダー・グラウンド、ルー・リード、パティ・スミス、トーキング・ヘッズ

私が23年間NYに滞在し続けたきっかけのひとつなのかもしれません。

最近、あまり音楽を聴かない私の、頭の中に流れるBGMの中に、「Perfect Day」があります。若い頃は「Walking on the wild side」が好きだったのですが、それから30年以上過ぎて、同じアルバムの中の「Perfect Day」が、BGMというのも不思議です。

Perfect Day は、特別ではなく、静かに心地よい当たり前のような時間で、ずっとあとになって思い出す静かなひとときです。

Lou Reed たくさんの美しい詩と音楽と時間をありがとう。

あるネパール人家族の日本旅行計画 2

数日後、ネパール人が、私のデスクにやってきた。京都に新幹線で5人旅行するのは、高すぎるので、博多で、新幹線に一駅だけのって帰ってくることにしたと言う。
せっかく新幹線に乗るのを楽しみにしているアキラ君。たった一駅だけでは、寂しすぎる。
で、九州新幹線のルートの地図をプリントし、長崎から熊本まで電車で行って、熊本から博多まで新幹線に乗って、博多から長崎に戻るルートを提案する。
だったら、長崎から熊本まではフェリーで行きたいというので、長崎→島原→(フェリー)→熊本→(新幹線)→博多→長崎というルートで見積もりをたてることになった。
ところが、フェリー料金大人800円、子供400円以外のJR運賃がなかなかネットでは調べにくい。

で、長崎駅の緑の窓口に行って相談したところ、外国人で短期滞在ビザの人は、九州レールパスというJR九州新幹線も含めて3日間乗り放題というのがあるらしい。しかし、諫早ー島原の島原鉄道は除くらしい。ネパール人の妻の弟と、長男のアキラ君は、これが使える。で、残り夫婦2人分の片道切符2枚は、往復切符で計算できて、割安になる。島原フェリーの乗り方は、サイトに詳しく英文で紹介されていたので、それをプリントし、時刻表を見ながらスケジュールをまとめ、各料金を書き出してネパール人に渡した。

博多には、福岡在住6年のネパール人の知人がいて、観光ガイドも安心ということで、めでたしめでたし。。と思っていたのだが。。

続く

2013年10月25日金曜日

あるネパール人家族の日本旅行計画 1


研究室のネパール人から、家族で京都と奈良に行きたいのだが、いくらくらいかかるか教えてほしいと質問された。ネパール人夫婦と、子供2人と、妻の弟の5名。長崎から京都、奈良に一泊ずつで、新幹線に乗りたいという。

子供は長男6歳のアキラ君と長女2歳のアキナちゃん。

「おおぉ~~~。大友克洋のファンなのか?」と聞くと、大友克洋は知らないけど、ネットで日本人男性の名前を調べて、アキラという名前がかっこよかったのでつけたらしい。で、ネパールでもアキラは、かっこいい名前と評判がいいらしい。
「じゃあ、中森明菜ファンなの?」と聞くと、アキナという名前はネパールにもあるらしい。

で、長崎駅のパンフレットで、長崎から関西へのパックツアーなどもらってきて、大人3人、6歳は大人料金の半額、2歳はただで、ざっと計算して15-20万円くらいかかるだろうと教えると、妻に相談してくる。という。

ちなみに、ネパールは、まだカースト制があって、研究者として日本に滞在している間に、まだ会ったこともない女性が妻に決まって、一時帰国して結婚。アキラ君は、日本で育ったが、小学校入学と同時に、ネパールに帰国し、祖父母と一緒に生活していて、今回日本に来て、新幹線に乗るのが楽しみという。

続く。。

2013年10月22日火曜日

大島に行きました!







最近、ブログのアップがのろまの亀状態ですぅ~~。
コスモスがいまひとつだったので、その後、長崎県大島に行きました。

大島といえば、オリーブベイホテル!隈 研吾設計のオリーブベイホテルは、Wall Paperマガジンや、007シリーズの映画に出てくるような、クールなホテル。海上デッキプールと美しい深緑の景色は最高なのですが、「なぜ、こんなホテルがここに???」というくらい、周りはど田舎で、何もありません。究極の秘境リゾートといえば、かっこいいけど。。
で、ホテルに到着したのが午後1時45分。ランチのラストオーダーが2時というので、結局、ホテル見物だけ。。

と、思ったら。。ホテルから500m離れたところに、焼酎工場がありました!

ということで、焼酎工場見学と、焼酎の試飲。

ホテルも焼酎工場も、大島にある造船所の所有物で、ホテルは造船所の迎賓館も兼ねているとか。。

景色も焼酎も美味しかったので、私的には満足でした!

2013年10月19日土曜日

展海峰に行きました!




10月13日、中学時代の同級生と佐世保に行きました。
まず、展海峰で、コスモスを見るという優雅なコースだったのですが、先日の台風でコスモスは倒されてスカスカ。いまいちのコスモス畑でしたが、九十九島を見渡す景色はとても美しかったです。コスモス畑や九十九島の景色を眺めながら、観光客たちは「佐世保バーガー」を食べていました。

これが、佐世保ツアーなんですね。

2013年10月15日火曜日

長崎くんち


今年は、台風で途中延期になり、10月10日が最終日になった長崎くんち。
高校の同級生や、長崎市内の料理店の人たちの話をきくと、長崎じげもんには特別なイベントなのだということがひしひしと伝わってくる。
書店、デパート、洋装店など次々と閉店し、寂れてきている感が強い長崎だけれども、大手企業のスポンサーは一切つけずに、地元の商店や会社や個人のサポートで数百年続いてきた長崎くんち。大手企業がスポンサーにつかなかったからこそ、景気に左右されず、地元の人たちの助け合いで、ここまで続いたのだと。。トレンドとかファッションとは全く異なるパワーを感じる。

2013年10月9日水曜日

焼酎note - 4: 一刻者赤


一刻者(いっこもん)は、ドライでキレがあるシャープな焼酎として気に入っているのだが、その赤芋バージョンを、なんと長崎市のドン.キホーテでみつけた!720ml 1498円。九州以外のドンキホーテでも販売されているのかな?

宮崎県、鹿児島県産の赤芋(金時芋)100%使用の焼酎は、開封と同時になんとも深い、いい香りがして、焼酎好きにはたまりません!しかも、オリジナル一刻者のようにキレがあり、後味も爽やか。
もうすぐ、赤霧島の入荷シーズンですが、今年の秋はこの焼酎にはまりそうです。


2013年10月1日火曜日

これが平成のお葬式なのか。。

9月28日土曜日正午ごろ、父から父の弟が亡くなったと電話があり、午後6時からお葬式だという。あわてて喪服に着替え午後4時に実家から両親、妹と葬儀場に向かう。

午後4時半、会場に到着。父の弟の長男(つまり、いとこ)と会い、詳細を聞く。5年間腎臓病そのほかで入院していた叔父が病院で息を引き取ったのが、午前4時。正午までに御遺体が葬儀場に到着し、おくりびとが1時間で死化粧をほどこした。その間、親戚や知人に電話連絡し、あらよあらよという間に、葬儀場が整えられ、花輪も注文すると1時間で届き、控室や待合室もあって、自由にお茶やジュースを飲みながら、6時までいろいろ話す。お香典返しも、喪主そのほかの名前入りのカード入りで午後5時には準備され、急で間に合わない人には、貸衣装も用意されている。

午後6時から約1時間のお葬式。たいくつした幼い女の子が、お経の木魚のリズムに合わせて、頭を前後に振っている中、順番に線香をあげていく。

午後7時には、別の部屋に寿司そのほかの食事が用意され、お通夜会場が整っている。御遺体はそのまま安置され、親戚そのほかは、葬儀会場の別のフロアーに宿泊しながらお通夜を迎えることができる。で、翌日の朝食も準備されているという、まるでホテルのような葬儀場だった。。

ほとんどの高齢者が、お葬式用積立をしているようで、近所の書店閉店後、葬儀相談所になったのが、うなづける。

冠婚葬祭に疎い私。葬式と言えば、伊丹十三の映画「お葬式」のイメージだったのに、平成のお葬式は、超コンビニエンス。確かに便利だけど、ベルトコンベアーに乗って天国に行くようなお葬式だった。。