2012年12月31日月曜日

御節の準備


28日、黒豆を水につけ、29日から根菜類の煮物を作り始める。
29日、新大工市場に根菜類を買いに行こうとしたら、近所のお百姓さんから、新鮮なレンコン、サトイモ、大根、ジャガイモが届く。なんて、素敵なタイミング。根菜類を買ってきて、薪ストーブの上で、パイレックスの耐熱食器にダシや調味料と一緒に入れてコトコトとゆっくり煮物を作る。28日一晩水につけた黒豆は、まず鉄鍋に塩少しいれ、ストーブの上で29日一晩にゆっくり煮詰める。近所でアパートや一軒屋の大家をしている方から,たくさんの廃材も届き、夫はさっそく薪割りを始める。
30日、魚介類、鶏肉、かまぼこ、数の子、もち、そばなどを買い、海老や鯛は夫が調理し、私は、 数の子を水につけて塩抜きしながら、紅白なますなどの酢の物をつくる。薪ストーブの上では、ずっといろいろな根菜類が煮られている。
31日、ログハウスの前に実った金柑の甘露煮を作る。

長崎の魚介類と野菜は新鮮だし、空気も美味しい。ログハウスでの生活も、 だいぶ快適になってきた。
今年は、自分の年齢と現実を実感した1年でした。来年は、もっと元気に飛躍できるといいなあ。

2012年12月27日木曜日

やっと、円安になってきた!

政治や経済には、全くうとい私だが、アメリカのオンラインショップ経営で生活している私にとって、1ドル86円越えは、うれしい!1000ドルで5千円、4000ドルで2万円も違うのだ!

でも、原因は何だろう?安倍政権のおかげ?それとも、外国人が日本経済を見放したってこと?
本当に、政治や経済は複雑で面倒だけど、もう少し勉強したほうがいいのかなあ。でも、どうやって勉強すればいいのか。。

収入が高ければ贅沢をし、少なければ質素にする。今の収入でも、東南アジア やアフリカなら生活できそうだし、何か面白いプロジェクトで当たったら、ヨーロッパに行きたい。。と思ってきたのだけど。。気持ちと裏腹に、身体はメンテナンスを必要としているようで、しかも先日NHKの番組で、老後物価の安いフィリピンに移住して大変な目にあった人たちのことを紹介していたし。。。

来年は、そのあたりの事も、いろいろ調べたほうがいいようだ。

まあ、知りたい事、知らなければいけないことがたくさんあるっていうのは、いいことだよね。

1ドル90円超えるかなあ。。。。

今年は、柑橘系が豊作でした!


いつの間にか、金柑がたくさん実っていた。おせち料理に金柑の甘露煮も作ろう!
ざぼんもぼちぼち大きくなってきた。

今年は、ゆずやカボスもたくさん実り、数百個採れたので、夫が絞って瓶にいれ、最高においしいジュースが数本できた。ポン酢がわりに鍋に入れたり、朝、ヨーグルトと蜂蜜に入れて飲んでいる。

天然のジュースや果物を食べるようになって、市販のジュースが防腐剤っぽい後味があるようで、まずいと感じるようになった。ペットボトルのお茶も、最近後味が悪いと感じるようになり、外で喉がかわいた時には、ペットボトルの水か、ビールを飲んでいる。

今年はいろいろあったけど、自然はやっぱり強いなあと思う。畑のルッコラも、霜だらけになっても、しっかり緑色でたくさん生えていて、湯豆腐に入れたり、おひたしにしたりしている。冬に採れたての緑があるって、すばらしい。

やっぱり健康が一番だと実感している。

2012年12月20日木曜日

今年の漢字、来年の目標

日本の今年の漢字は"金”らしい。たしかに、ロンドンオリンピックは、金メダルで盛り上がったけれど、なんだか、不景気で不安定なご時勢を無理やり明るくしようとしているような気がする。

私が選ぶなら”安”だな。原発、高齢化、子供の病気などなど健康不安をあおるメッセージにあふれ、日本の安全神話が崩壊し、人気がある仕事は安定した公務員。でも、保険に入っても、健康サプリを飲んでも、公務員になっても保障された生涯なんてありえない。

もっと、今の瞬間を輝いて、わくわくどきどきするような事にチャレンジするような生き方のほうが、面白いと思うんだけどなあ。

今年、私に入ってきた情報だけでも、高校時代の同級生3名が他界してしまった。3名とも、人望があり、優しくしっかりした人たちだった。善人過ぎると長生きできないのだろうか。。。
私も、2人の医者に子宮摘出を薦められたけれど、いろいろ調べて、食生活を改善したら、以前のように元気よくタッタッタッタッ♪と歩けるようになってきた。

メディアや他人の言う事を鵜呑みにしないで、自分で考え、自分の意思で行動する事こそ、重要な気がする。

ただ、やっぱり、私の持ち時間はだんだん少なくなってきていることは確かだし、いますぐ海外旅行ができるほどの余裕はまだ整っていない。だから、今の限られた条件の中で、面白い事、やりたい事は、どんどんやっていこうと思う。

先月の同窓会で41年ぶりに会った小学校時代同じクラスだったけど、あまり話したこともなかった同級生の男性の話が面白かったので、、「こんど私の夫を紹介したいから会ってください。」と電話をかけた。長崎の老舗の社長をしている彼は、突然の電話に驚いていたけれど、年が明けて時間ができたら会ってもらえそうだ。

研究所のマリ人やケニア人にも「私は、将来アフリカに行くチャンスがあるかどうかわからないので、もっとあなたたちの国の話を聞きたい」と言って、来年正月に我がログハウスに招待することにした。

とにかく、興味があることには、自分から挑戦し、できる事はどんどんチャレンジしたい。2013年は、もっと元気にタッ♪タッ♪タッタッ♪と姿勢よく歩ける1年にしたいなあ。

2012年12月12日水曜日

ターメリック効果は本当か?

鉄分注射で、貧血もだいぶ改善し、坂道や階段も楽に上れるようになった。あとは、いかにして筋腫を小さくするかだ。
で、食事療法として、玄米や雑穀、豆類、海草類を多く食べるほか、いろいろ調べると、ターメリックもいいらしい。ターメリックは、春ウコンと同じというので、春ウコンの粒剤を購入し、毎日飲むことにした。あと、春ウコンの粉末を、毎朝ヨーグルト、はちみつ、自家製カボスジュースと一緒に飲んでいる。

ターメリックが癌に効くという説と、その逆説もあって、ちょっと人体実験ぽい気もするけれど、しばらく続けようと思う。まあ、癌ではなく筋腫だし。。いろいろ試してもいいような気がする。

ターメリックはカレーに多く使われるので、カレーをよく食べるインドでは発癌率が低いらしい。

それにしても、ウコンの力は、ウコン量のわりには高すぎる。ハウス食品なのだから、ウコンは大量に安く入手しているはず。。と考えるとウコンの力は利益率かなり高いよねえ。パッケージやコマーシャルにヒトは騙されている。。という気がしたきた。

2012年12月6日木曜日

ケニア人の帽子

ケニアから来た研究生。とても几帳面で、ノートもマイクロチューブも、美しい細かい文字でびっしり記入してある。いつも清潔で体臭もほとんどないジェントルマンだ。

ケニア人には長崎の冬は寒いようで、室内でも毛糸の帽子をかぶっている。表がカーキ色、裏がオレンジ色のお洒落な毛糸の帽子で、とてもよく似合っている。

仕事を終えて、自宅のログハウスにもどったら、夫が全く同じ帽子をかぶっている!
「今日、近所の100円ショップでみつけたんだ。なかなかいいだろう!」

アフリカからきている研究生みんなが大金持ちのボンボンではないようだ。。

隣の研究室のアフリカ人女性

熱帯医学研究所には、いろいろな研究室があり、同じフロアーでも、国籍不明で会話したこともない人たちがたくさんいる。

隣の研究室にアフリカ出身らしい大柄の女性がいる。ムーミン谷のミーみたいなヘヤースタイルで、むっちりした体型なので、かなり目立つ。

研究室のドアは、安全性のためなのか、全て廊下側に向かって開く。
ある日、ドアを開けて廊下に出たら、彼女にドアがぶつかりそうになった。

「ops! excuse me..」と彼女に向かって言ったら
「すんませ~~ん!」と、流暢な関西弁が返ってきた!!

2012年12月5日水曜日

子宮の存在価値

MRIの結果、直径4cmと 2.5cmの筋腫が子宮内にあることが判明する。それが原因で大量の出血が起こるらしい。ホルモン注射で抑えようとしたが、結果があまりよくない。腹腔鏡手術で、筋腫を摘出しても、再発の可能性が高いので、子宮全摘出を薦められる。もう子供は産まないのだから、子宮は必要ないでしょうというのが、ドクターの意見。
腹腔鏡手術も、子宮全摘出手術も、入院期間は8-9日で、費用もほぼ同額、健康保険適用の場合で25万円くらいらしい。まずは、手術が受けられる身体かどうかチェックするということになり、心電図、肺活量チェック、そして血液を小型試験管6本分採られる。手術可能との診断だったが、ヘモグロビン値が異常に少ないということで、至急輸血することになる。で、血液型を調べるということで、また小型試験管1本分の血液を採取される。重度の貧血なのに、結局小型試験管7本分の血液が採られてしまった。。。

で、輸血用血液を準備し、200mlの血液を輸血するのにトータルで3時間以上かかり、しかも、輸血代は保険適用で8000円以上もした!さっき採血した小型試験管7本分の血液をまず返して欲しいような気分になる。

輸血には、可能性は低いらしいが様々なリスクもあり、他人の血液が私の血管の中に入ってくるということが、なんとも不快な気分になってきた。

ネットで子宮筋腫や、子宮摘出についてサーチする。子宮摘出後、欝になったり尿漏れがひどくなる人もいるらしい。

同世代の女性に、口頭やメールで子宮筋腫について相談すると、子宮筋腫保持者や子宮摘出経験者が結構いた。子宮摘出してさっぱりしたという人もいれば、医者の話を鵜呑みにして、言われるままに手術したことを後悔している人もいた。

私は決めた。腹腔鏡手術も、子宮全摘出手術もしない。輸血もなるべくしない。ドクターは、「あなたはもう子宮は必要ないのだから取ったほうがいいですよ。」という。でも、たとえもう用はなくても、ジグソーパズルのひとかけらのように、内臓というパズルのひとかけらとして子宮があることは、価値があるような気がする。

週3回22mlの鉄分注射を打ち、出血がひどい時には、ホルモン注射を打ち、栄養価の高い食事をなるべく多く食べ、日々楽しい事、面白い事を発見し、よく笑い、くよくよ悩まず、姿勢正しく胸張って歩いていこう。

2012年12月4日火曜日

だからお金が貯まらない

私も夫も料理好きである。でもって、最近薪ストーブの上に、耐熱ガラス容器を並べて、コトコトと豚の塩麹角煮や、ボイルドチキン、切干大根の煮付け、野菜ポトフ、ゆずゼリーなど料理しているので、大型冷蔵庫もいっぱいになってきた。で、ビール、ワイン、日本酒、自家製ゆずジュース、カボスジュースなどを保存する小型冷蔵庫を買うことにした。

ネットで調べると、ワンドア ペルチェ方式48L小型冷蔵庫19800円を送料込み7980円というセールを見つける。ただし、これは12月3日午後7時から9時までの時間限定セールになっていた。

12月3日は、仕事のあと病院で鉄分注射を打つ予定だったので、病院のあと、午後5時半に、最近みつけた美味しい焼き鳥屋「花山」で、夫と待ち合わせることにする。焼き鳥屋のカウンターに座り、iPhoneのアラームを午後7時1分前にセットし、楽天ショップを開き、クレジットカード番号などを入力し、7時きっかりに注文できるようにアレンジする。
まず、いつものようにビールで乾杯。冬のビールの美味しい事よ。で、ここはシロがおいしいので、シロと皮を塩で焼いてもらい、その後焼き鳥、レバーなど注文し、1合480円の日本酒を2合冷やでたのんで、ちびちび飲みながら、7時を待つ。7時1分前、アラームを止め、7時10秒前から二人でカウントダウンを始め、「3.2.1 Go!」と注文ボタンをクリックする。ワンドア ペルチェ方式48L小型冷蔵庫1送料込み7980円ゲット大成功!!

2人で拍手して、日本酒を追加オーダーし、再度乾杯する。結局、瓶ビール1本と日本酒8合に、焼き鳥などなどで、この日の会計7360円だった。

私たち、これだからお金が貯まらないのね。。

マリから来た青年

研究室に西アフリカのマリからひとりの青年が研修に来ている。
小さい頭に澄んだ瞳は褐色の鳥のようだ。

マリから来た青年は、時々長いワンピースのような民族衣装を着ている。
ケニアから来ている研究生に、ケニアでも同じような服を着るのかと尋ねたら、ワンピース型は西アフリカスタイルで、ケニアは上下に分かれた服を着るらしい。

マリから来た青年は、日本人ポスドクからPCRのやり方を学んでいる。
初めてPCRを使う青年は、なかなかうまくいかないらしい。

ラオスから来ている研究生が、私を指しながら、彼女も最初はうまくできなくて、1ヶ月以上ひたすら実験していたよ。とにかく、何度もチャレンジしなさいとマリから来た青年にアドバイスする。

「私は、マスターするのに3ヶ月以上かかったよ。みんなの実験のスタイルをよく観察し、みんながたてる音をよく聴き、わからないことは、インターネットで調べ、それでもわからなかったら私に質問しなさい。」といいながら、コンタミ防止用マイクロチューブオープナーを渡すと、マリから来た青年は、嬉しそうに目をきらきら輝かせながら「アリガトウ」と、覚えたての日本語で答える。

ある日、マリから来た青年が、研究室に並ぶ8台のPCRマシンの前でとても悩んでいる。"May I help you?"と声をかけると、「先週僕が使ったマシンは何番だったかわかりますか?」と質問する。
" I can not help you! そんなこと、わかるわけないじゃない!"

マリから来た青年は、小型ラップトップPCと iPad を持っている。

マリから来た青年は大金持ちのボンボンなのかもしれない。。。