2012年12月5日水曜日

子宮の存在価値

MRIの結果、直径4cmと 2.5cmの筋腫が子宮内にあることが判明する。それが原因で大量の出血が起こるらしい。ホルモン注射で抑えようとしたが、結果があまりよくない。腹腔鏡手術で、筋腫を摘出しても、再発の可能性が高いので、子宮全摘出を薦められる。もう子供は産まないのだから、子宮は必要ないでしょうというのが、ドクターの意見。
腹腔鏡手術も、子宮全摘出手術も、入院期間は8-9日で、費用もほぼ同額、健康保険適用の場合で25万円くらいらしい。まずは、手術が受けられる身体かどうかチェックするということになり、心電図、肺活量チェック、そして血液を小型試験管6本分採られる。手術可能との診断だったが、ヘモグロビン値が異常に少ないということで、至急輸血することになる。で、血液型を調べるということで、また小型試験管1本分の血液を採取される。重度の貧血なのに、結局小型試験管7本分の血液が採られてしまった。。。

で、輸血用血液を準備し、200mlの血液を輸血するのにトータルで3時間以上かかり、しかも、輸血代は保険適用で8000円以上もした!さっき採血した小型試験管7本分の血液をまず返して欲しいような気分になる。

輸血には、可能性は低いらしいが様々なリスクもあり、他人の血液が私の血管の中に入ってくるということが、なんとも不快な気分になってきた。

ネットで子宮筋腫や、子宮摘出についてサーチする。子宮摘出後、欝になったり尿漏れがひどくなる人もいるらしい。

同世代の女性に、口頭やメールで子宮筋腫について相談すると、子宮筋腫保持者や子宮摘出経験者が結構いた。子宮摘出してさっぱりしたという人もいれば、医者の話を鵜呑みにして、言われるままに手術したことを後悔している人もいた。

私は決めた。腹腔鏡手術も、子宮全摘出手術もしない。輸血もなるべくしない。ドクターは、「あなたはもう子宮は必要ないのだから取ったほうがいいですよ。」という。でも、たとえもう用はなくても、ジグソーパズルのひとかけらのように、内臓というパズルのひとかけらとして子宮があることは、価値があるような気がする。

週3回22mlの鉄分注射を打ち、出血がひどい時には、ホルモン注射を打ち、栄養価の高い食事をなるべく多く食べ、日々楽しい事、面白い事を発見し、よく笑い、くよくよ悩まず、姿勢正しく胸張って歩いていこう。

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