2011年11月11日金曜日
使っていなかった脳細胞を活性化させる日々
低血圧で朝が苦手な私は、午前9時からピペットでマイクロリットル単位の試薬をチューブに入れる集中力がでない。だから、毎朝午前6時に起床し、ゆっくり朝風呂に入って目を覚まし、コーヒーとヨーグルトを食べながら、弁当とおにぎり1こ作る。
7時45分にログハウスを出て、18分歩いて市電に乗り、ラッシュアワーのはずなのに、いつも座れる市電に乗って25分間iPhone で英文法のサイトで英語を学びながら、長崎大学病院前で下車し、10分歩いて熱帯医学研究所につくのが8時40-45分。電気ポットでお湯を沸かしながら、おにぎり1個を食べ、緑茶を飲みながら、いままでの実験記録ノートやドクターからメールで送ってきた書類を見ながら、本日の仕事内容を確認し、必要書類を用意する。
石鹸で丁寧に手を洗い、白衣を着てゴム手袋をつけ、私専用実験台アルコールでふき取り、ピペットや、チューブスタンドなどを実験台に並べる。温度に敏感な試薬を冷却するための氷を用意し、実験用の特別にきれいな水が入ったチューブを冷凍庫から出して解凍する。今日の実験で必要な試薬やサンプルも冷凍庫から出して、チューブスタンドに並べ、温度に敏感な試薬は氷の中に入れる。
ノートを開いて、本日の実験開始。
使用する試薬の量にあわせて、ピペットやピペットの先につけるチップのサイズを変える。試薬によって、フィルターなし、フィルター付のチップを使い分ける。
ドクターから、同じ質問はしないようにといわれているので、聞いたことは何でもノートにメモし、薬品類の冷却時間やマシンを作動中など時間ができたときに、Macに保存していた作業方法を指示する書類にメモしたことを記入して保存する。。。
昼休み、研究所の人たちが集まって食事をしている部屋があるのだが、実験の都合で昼休みがずれることもあり、ノートの整理や、オンラインショップの注文をAmazon.com などに発注することもあるので、昼休みは、持参した弁当を食べながら自分のデスクでMACでニュースを見たり、オンラインショップの仕事をしたりしている。
ここ数十年、運と勘とネットサーフィン、人を使うことと単純作業だけの仕事をして、小銭が入ると酒ばかり飲んでいた私にとって、受験勉強以後全く使っていなかった脳細胞を30数年ぶりに使っている。。。
大変だけど、ものすごく刺激的で、ものすごく肩が凝る。。。。
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