2014年6月19日木曜日

自分の存在位置

毎月、貧血度チェックで長崎大学病院に通院している。長崎大学病院から熱帯医学研究所がある長崎大学医学部内に通じる裏道を最近知り、大学病院の診察後は、裏道を通って長崎大学医学部内に入る。いつもは手製弁当持参だが、診察がある日は、大学内の食堂でランチを食べることにしている。

午前9時、長崎大学病院1階で採血し、4階の婦人科で診察を受けるのだが、採血室は、いつも高齢者で溢れている。老々介護というのか、高齢の夫婦の片方が患者を支えながら、採血を待っている様子は、数十年後の自分を見ているようで、なんとも重苦しい気分になる。介護者がいない高齢者は、入院または自宅で治療をうけるのだろうか。。

採血後は、4階の小児科・婦人科で、1時間くらい検査結果データを待ちながら、診察室で自分の番号が出るのを待つ。その間、妊婦、赤ちゃん、病気の子供、病気の子供に付き添う母親や祖母、婦人科前でまつ妊婦や中年の女性たち。。。赤ちゃんからお年寄りまで、人間の成長と老化の縮図のようにたくさんの女性たちが目の前を通り過ぎていく。

で、診察・会計を終えて、大学病院の裏口から長崎大学医学部敷地内の食堂にいくと、そこは、20代30代の夢と希望に溢れた健康な若い男女たちで溢れている。話声も明るく弾んでいて、30年前の自分もこんなにぴちぴち弾力があったのかと、遠い目で彼らを眺めてしまう。

いつの間にか半世紀以上生きてきて、まだまだ元気と思っていたのが突然極度の貧血で歩くことも困難になり、人間の寿命とか、私の一生の中のどの位置に今立っているのかとか。。

知りたい事、体験したい事が、次々と出てくるこの頃。どんな時でもポジティブじゃないといけないと、自分に言い聞かせている。

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