PT(パーマネントトラベラー)に憧れながら、ニューヨークから23年ぶりに帰国し、実家のある長崎でパートのおばさんをしている私。パートの仕事も、旅と思えば楽しくて、今は PT(パートトラベラー)を続けて2年半、やっぱり、だんだん物足りなくなってきた。
2年5ヶ月契約で働いている自給820円の技能補佐員は、PCRやシークエンスなど、面白い実験を学べるし、大学の研究者の仕事や考え方を覗いたり、東南アジアやアフリカからきた研究員たちとの会話は、新鮮で面白いのだけど、所詮パートのおばさんで、それ以上にはなれない。何より、職場の日本人とのコミュニケーションが苦手で、マリ人やラオス人と話すほうがずっと面白い。「だから私は海外が好きなのね」と、改めて自分の性格を再認識している。
というわけで。今のパートの契約が切れる来年3月末までに、なんとかマネン付きPTになれるような方法を考えることにした。
パーマネントトラベラー関係で、最近興味を持った事件や、事故がいくつかある。
ひとつは、ニュースでも話題になったリヒテンシュテインの日本人資産家夫婦の事件。殺人事件に関しては、私は何もコメントできないけれど、日本とヨーロッパを行き来しながら、優雅な暮らしを謳歌していた夫婦の記事を読みながら、銀行家とか、投資とか株とかFXとか。。で大金を手にするか、あるいはもともと大金持ちでないと、PTにはなれないのかと思うと。。これは私には無理。何か、もっと自分にあったPTになる方法があるはずだと、自分に言い聞かせていた。
もう一つ、頭から離れないのが、以前このブログでも紹介した、タビロックの二人。夫婦で500日以上かけて世界一周旅行をしていた途中で、マラリアに感染して死亡した夫婦の話。私が20代の頃には、スペインやアメリカで地球の歩き方片手に貧乏旅行している人たちにたくさん出会った。この夫婦は、海外保険を使いすぎて契約を更新できなかったり、蚊やダニにかまれても、あまり深刻に考えなかったり、予防注射を受けていたかどうかも曖昧で、無知で無謀なことだらけだったけど、彼らのブログをまとめた本を読みながら、共感できる所が多々あった。
マラリアの研究団体、保険会社、旅行会社、製薬会社などをスポンサーにこの話を映画化するプロジェクトを作る事ができたら、世界各地を旅しながら映画をつくるという楽しい仕事が出来るんじゃないかとも考えるのだが、、まずはご遺族の話を聞き、スポンサーを探し。。。私にできるかなあ。。と夢みたいな事を考えたりしている。
ふう。。。難しいけど、アイディアの一つとして、残しておこう。。
つづく。。