2012年11月30日金曜日

バリウム初体験

27日、職場の胃検診で生まれて初めてバリウムを飲んだ。バリウムの前に飲む発泡剤がうまく飲めない。喉の奥に向かって発泡剤を入れ、少量の白い液体(バリウム?)と一緒に飲み込むところで、ゲップが出て、私に発泡剤などを手渡した女性の顔に向かって「ブハーッ」と吐いてしまう。
顔に白い液体をぶっかけられた女性は、爽やかな声で
「大丈夫ですか?もう一度飲みましょうね。」とウェットナプキンで私の口の周りをふき取りながら小さなカップに入った発泡剤を再び用意する。
2回目もやっぱっりゲップが出て 「ブハーッ」。そして再度ウェットナプキンのお世話になる。
「やっぱり飲めませんか。胃カメラしかないですかね。胃カメラなら麻酔かけられますから。。」と女性が話していたら、奥から男性がやってきて、「もう1回だけ、ためしてみましょう。」 という。私の前に検診をすませた女性も「口の中に入れたら一気に飲まなきゃだめよ。」とアドバイスしてくださる。
「じゃあ、今度はお水と一緒に飲みましょうか」と、発泡剤と少量の水を与えられ、一気に飲んでなんとか、ゲップなしで飲み込めた。
その後、バリウムを飲んで、診察台の上をごろごろ動くのだが、ジェットコースターやブランコも苦手な私には、腕で身体を支えながら、上下左右に傾く診察台の上で寝返りうったりするのも一苦労だった。
さっきの、発泡剤をぶっかけられた女性は、まだ少し白い斑点が顔に残ったまま、さわやかな声で
「はい。お疲れ様でした。今からお食事ですか?下剤を一錠お渡ししますので、飲んでくださいね。」という。「食事はもう少し後なので、まずは牛乳だけ飲もうと持って来ました。」
「牛乳はだめなんですよ。お水にしましょうね。」というので、「では、さっきいただいたお水をもう少しください。」と、発泡剤の横にある大きなペットボトルを指さすと「これは、だめなんですよぅ。」とやっぱり爽やかな声で、下剤だけ手渡された。。。

研究所に戻り、水、紅茶、コーヒーなど牛乳以外の液体を飲んで、下剤を飲み、数時間後にバリウムを排泄して、一件落着。後は結果を待つだけである。

で、この日はその後ずっと、頭の中で、沢田研二の「勝手にしやがれ」がBGMでかかっていた。
 診察台の上で何度も寝返りしたからだろうね。。。

「壁際で寝返りうって♪」。。ああ、ジュリーの声、阿久悠 の歌詞、昭和の名曲のひとつです。

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