シークエンシングの読み方がよくわからなくて、私の実験方法が悪いのかと、何度も何度も実験をくりかえした。(試薬とても高いんだけどね。。。。)
U助教授がシークエンシングが得意と聞いたので、今までの実験結果を持ってどこが悪いのか質問に行った。シークエンシングを解析するソフトでデータを読み取り、マシンがうまく読み取れなかったシークエンスをひとつひとつ読み取っていく。波形によっては、サンプル濃度を調整して再度シークエンシングをする。
今まで、だめだと思っていたデータが、97% Ident と出て、突然未来が明るくなった!
化学のことは、よくわからないのだけれど、A(アデン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)4種類の塩基の配列で、いろいろな意味があるのが面白い。AとT、GとCが対になっていていろいろ読み取っていくのだけど、ある日組み合わせを間違ってAとC、TとGを対にしてしまったら、頓珍漢なものになってしまった。。
その後、ATGC を Art Theater Guild Company と呼ぶことにしている。
Art Theater Guild (ATG)は、1961年から1992年まで、日本で上質な映画をたくさん配給してきた組織で、海外だけでなく日本映画の発展にもずいぶん貢献してきた。私が好きな鈴木清純監督もATGで知ったし、ぼんやりとしか覚えてないけど、寺山修司の映画は、もう一度じっくり見たい作品のひとつ。。。
シークエンシングとアヴァンギャルド・ムービーは全く繋がりがないのに、ATGという 3つのアルファベットを並べると、私の中では不思議とつながるのだ。DNA解析実験と実験映画で実験という言葉も共通しているし。。。
ATGC,ATGC と頭の中で歌いながら、今日も実験しています。
本日のBGM : ATGC (好きなメロディーでATGCを繰り返してください ♪)
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