10月28日火曜日、長崎市内の有識者やライオンズクラブの方々が集まる宴会に参加し、あちこちに寄付をしているというお金持ちの80代女性たちにお会いした。半年前にも参加してNPOの話をしたら、「寄付するけん。がんばらんね。」(寄付するからがんばってね)と言われていたので、すっかり期待して、新しいパンフレットを持参し、「どのようにすれば寄付していただけるのでしょうか?今までどのような寄付をされたのでしょうか?」と質問した。
すると、「わざわざこげんとば作ったとね?こげんと誰も読まん。こげんと誰も寄付せん。英語はだめたい。貧しい子供たちのために寄付をお願いしますとだけ大きな字で書きなさい」(わざわざこんなパンフレット作ったの?こんなの誰も読まないわ。こんなの、誰も寄付しないわ。英語はだめよ。貧しい子供たちのために寄付をお願いしますとだけ、大きな字で書いて寄付金を集めなさい)と言われた。
そして、「よかたい。うちが最初に寄付するたい」(いいでしょう。私が最初に寄付するわ)と言ってバッグから財布を出し、千円札4枚を私のバッグの中にいれ「また来んね」(またいらっしゃい)と言われた。よく見ると彼女のバッグには2種類の財布があって、私に使った財布には千円札、もうひとつの財布には一万円札が入っていた!
で、4000円というのは、宴会の会費代。つまり、私の収益はプラスマイナスゼロなのだった。(そこそこの料理とお酒は飲んだけどね。。)
他にもコンサートのチケットとか、本の紹介とかでいろいろ宴会会場を回っている人たちがいて、結局私もあの人たちと一緒なのね。。とおもうと空しくなってきた。
『なんか違うぞ』。。結局、ただ寄付金を集めるだけでは意味がないのだ。私がやりたい事に興味を持ち理解を示してくださる人たちからの寄付でないと、意味がないのだ。。
11月1日土曜日、小学校時代の同窓会に行った。2年前は30人くらい集まっていたのが今回は10人くらい。一番人気の美人の同級生が、2人目の孫が生まれるとかで参加しなかったのが原因かな?中学時代から新聞配達していた少年など、立派な社会人になっていて、NPOのパンフレットを渡したら。「これだけじゃ、誰も寄付しないよ。事業プランをつくってジャパネット高田にでももっていかんね。」とアドバイスされる。同窓生の女性たちにアフリカのアクセサリーをいろいろ見せると、「販売しているのなら買ってもいいかな。」という。寄付ではなく、物を買うのならOKなようだ。
もっと、実績を作り、メディアなどで紹介されて話題にならないと、簡単には寄付金は集まらないようだ。
まあ、言われてみれば、全てごもっともで、まだまだ私は甘い!ということを実感した1週間でした。