2012年10月26日金曜日

MRIの中で

骨盤内をMRIで詳しく検査することになった。
初めてのMRI 体験。「金属は全てはずしてください。閉所恐怖症ではありませんか?轟音は大丈夫ですか?」などいろいろ質問されるが、まあ、私は大丈夫だろう。

身体を仰向けにして、ヘッドフォンをつけてMRIの中にはいる。ヘッドフォンからは、かすかに、ルイ・アームストロングのWhat a Wonderful World が流れている。MRIの中は、ジェット機のような轟音と機械的なガチャガチャという音が鳴り響いているのだが、私の意識はWhat a Wonderful WorldをBGMに映画「twelve monkeys」  の世界に入っていく。それから、「Aquarela do Brasil」(「ブラジルの水彩画」という音楽を思い出し、シーンは映画「未来都市ブラジル」に移っていく。twelve monkeys も未来都市ブラジルも、監督はティリー・ギリアムだ。

その後、MRIで撮影された画像をイメージしていると、1996年ごろ、アメリカの死刑囚を冷凍して薄くスライスしながらコマドリして撮影されたDVDのことを思い出した。あのDVDをプレゼントしてくれたアーチストは、今頃どうしているだろう。。1996年頃は、NYマンハッタンのブロードウエイ南部は、シリコンアレーと呼ばれ、Webデザインや初期のネットビジネスで、ジェットコースターを駆け上るような勢いで急成長した若い会社がたくさんあって、、、豪勢なパーティーにもたくさん行ったけど、あれから15年、みんなどうなったのだろう。。。などと、いろいろなことが次々と頭の中に浮かんでは、消えていくうちに、20分間が過ぎ、MRIは終了した。

MRI体験は、過去の記憶の旅になったようだ。 結果は来週わかるらしい。

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