2014年1月27日月曜日

「ソロモンの偽証」を読み終えて


この1ヶ月間、ずっとはまっていた宮部みゆきの大長編小説「ソロモンの偽証」をやっと読み終わった。

厚さ4cmくらいの分厚い本3巻。毎日、お弁当とスープと「ソロモンの偽証」を入れて重くなったトートバッグを持って通勤し、電車の中やランチタイムは夢中で読んだ。こんなに1冊の本にはまったのは、アゴタ・クリストフの「悪童日記」3部作シリーズ以来。

中学生のいじめ、自殺などの深刻で重いテーマを、中学生たちが自分たちで考えて解決していくという内容。私は中学時代こんなに深く物事を考えていたかしらん。というより、今も、見たくないもの、聞きたくないことには蓋をして、一つのテーマを掘り下げて考えることはほとんどなかったのではないかしらん。。と自分自身のことも考えさせられた。さらに、アメリカ生活が長いせいか、弁護士とは、豊富な知識と情報で荒稼ぎするお仕事と思っていたのだが、細かい調査と情報収集で人間の深層心理まで追求していく仕事だったんだ。。と実感。(まあ、いろんな弁護士がいるんだろうけどね)

宮部みゆきが10年以上かけて完成させたという小説は、ちょっと出来すぎかなというところもあったけど、今の中学生や高校生に読んでほしいと思った。

で、これは映画かTV番組になるな。。と思ってサーチしたら、2015年お正月封切り映画に決定らしい。監督も役者も発表されてないけど、、生きていたら伊丹十三か森田芳光監督かなあ。。と思ったけど、実は最近の若い監督をよくしらない私であった。もっと、新しい情報入手しないと。。最近の日本映画で面白い監督って、誰だろう。。

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