子宮摘出回避のために、健康保険でカバーしても1万円(保険なしなら3万円!!)の注射を打ったのだが、出血が止まらない。4週間後、2度目の注射を打ちに病院に行く。先生に、「出血が止まりません」というと、私のレントゲン写真をだして、「この位置に筋腫がある場合、注射を打っても初めは出血が止まらないことがあります。言いませんでしたっけ?」と、婦人科のドクター。
『前回は、注射を打てば、出血は止まりますとはっきり言ったじゃないの』と、心の中で返事をしながら、「では、2回目からは大丈夫ですか?」と質問すると、「2回目も出血するかもしれません。治療に100%ということはありません。」という。『副作用があるので、1年に6本しか打てない注射ではじめの2回は効果がないの??』と、内心あきれながら、「この注射の副作用はどんなものがありますか?」と質問すると、「発汗、疲れその他、更年期障害の症状がでることがあります。」という。
最近、酒の飲みすぎで発汗するようになったと気になっていたのに、原因はお酒ではなくて、この注射だったのね。(ちょっと、ほっとする)
それでも、あと5回注射を続けることを医者は薦めたが、なんだか信用できなくなって、「もう、注射は結構です。」ときっぱり断り、鉄分の錠剤と胃薬だけもらってきた。
その後、注射なしでも、出血がおさまり、貧血も軽くなってきたので、やっぱり注射を続けなくてよかったと思う。
毎朝夫が作ってくれる小松菜、人参、ほうれん草などの緑黄色野菜とりんごと蜂蜜入りのジュースと鉄瓶でわかしたお湯を冷ました水をたっぷり飲んで鉄分を補給し、できるかぎり薬やサプリにはたよらないようにしている。
毎朝通勤で通る急な坂道を私は「試鉄坂」と名付けている。この坂を、休まずさくさく登れたら、その日は鉄分の錠剤は飲まない。金の含有量を調べる試金石のように、、私の体内の鉄分量を測る「試鉄坂」。病院の医者よりも、信頼できる気がしてきた。
しかし、悪性ではない子宮筋腫でさえ、こんなにいろいろ考えさせられるのだから、悪性筋腫が体内にできている人たちの不安や心配は、もっともっと大変なことだろう。
でも、たとえ悪性筋腫ができても、なるべく切除せず、食事療法で克服したいと思う。
で、注射代5回分節約できたので、そのお金で、旅行用のスーツケースとブーツを買いました!!