2009年3月20日金曜日
羽釜のふた
朝、鶯の鳴き声で目覚め、いろいろな鳥の声、蛙の声、七面山のお寺から聞こえてくるポクポクというファンキーな音などに囲まれ、杉の木でできたログハウスで生活していると、文明の利器というか、家電などがなかなか環境にマッチしなくなってきた。
ログハウスの地下室でみつけたは羽釜をきれいに洗って、その釜でたいたご飯のおいしいこと。しかし、50年以上使っていなかった羽釜の木製のふたがぼろぼろで、あと数回しか使えそうにない。金物屋を数件あたってみたが、直径24cmの小型の羽釜の蓋はないという。ネットでサーチすると、蓋だけで2400円だった。
今日は、天気もいいので、眼鏡橋付近を散歩しながら、骨董品屋や古物屋をまわり、「羽釜の蓋はありますか?」とたずねて回る。
3件目の古物屋で、「奥にあるかも。。」といって直径30cmの蓋をみつけてきた。うちの24cmのものよりしっかりしているので「おいくらですか?」と聞くと「1000円」という。「ではいただきます。」と1000円札を出すと「釜の本体はいらんとね?」と聞かれる。「おいくらですか?」ときくと「ただよ!」という。
というわけで、1000円で直径30cmのきれいな羽釜をゲットした!
店内のほかの客たちも、私たちの会話をきいていたようで、「おおお~~~!」「言ってみるもんやねぇ~」などとの歓声が上がった。
「海老で鯛を釣る」ではなく、「蓋で本体を釣る」である。
その後、浜の町、新大工町などを散歩しながら帰宅。途中で、多くの高齢者たちが、羽釜を不思議そうに眺め、「そん釜ばどがんすっとね?」と尋ねる。「ごはんを炊くんです。」と答えると「ふぅ~ん。。」と納得したようなしないような。。。
とても楽しい素敵な1日でした。
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1 件のコメント:
いい話です。それにしてもご飯おいしそう。
(^。^)
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